ニュルンベルク ラム 2ダカット金貨

¥2,520,000

発行年度:1700年
発行国 :ドイツ
鑑定機関:NGC
グレード:MS62
発行枚数:不明
金品位 :0.986
重量  :6.97g
直径  :約28mm
表面  :「PAX(平和)」の旗を持ち、地球の上に立つ羊
裏側  :神聖ローマ帝国とニュルンベルクの紋章と平和の象徴である「鳩」

日本で非常に人気のある、ラムダカット金貨です。1700年前、神聖ローマ帝国皇帝レオポルト1世は、オスマン帝国軍にウィーンを包囲されたものの、なんとか神聖ローマ帝国軍が追い払った後、神聖ローマ帝国直轄領の教区であるニュルンベルクは平和を願い、ラムダカットを発行したのだと思われます。

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SKU: coin0026 Category: Tags: ,

Description

発行年度:1700年
発行国 :ドイツ
鑑定機関:NGC
グレード:MS62
発行枚数:不明
金品位 :0.986
重量  :6.97g
直径  :約28mm
表面  :「PAX(平和)」の旗を持ち、地球の上に立つ羊
裏側  :神聖ローマ帝国とニュルンベルクの紋章と平和の象徴である「鳩」

日本で非常に人気のある、ラムダカット金貨

1700年前、神聖ローマ帝国皇帝レオポルト1世は、オスマン帝国軍にウィーンを包囲されたものの、なんとか神聖ローマ帝国軍が追い払った後、神聖ローマ帝国直轄領の教区であるニュルンベルクは平和を願い、ラムダカットを発行したのだと思われます。

その後もニュルンベルクは、神聖ローマ帝国を裏切ったプロイセン王に脅されることにもなり、ニュルンベルクはこのような将来の不安を感じていたのでしょう。平和を願って発行された、PAXが描かれている希少なコインと言えます。

ちなみに、このコインは1700年発行なので、今から323年前の金貨です。1700年の日本はというと、、、江戸時代(元禄13年)まで遡り、今年NHKドラマで大ヒットとした「大奥」の主人公の一人にもなった徳川5代目将軍:徳川綱吉が天下を治めていた時代というから、それがこの手元にあるとは、何ともロマン溢れることではないでしょうか?

これは2ダカットですが、他に3ダカット、4ダカット、そして小さい1ダカットやそれ以下のもの、そして四角いクリッペなども発行されています。

いずれも320年以上経つと状態の良いものがありません。しかもMS62となるとほとんど見かけることはないでしょう。

鑑定枚数は、下記となります。
2023年5月8日時点

デザインの特徴

【表面】
描かれている「子羊」はキリスト教では神の子羊(キリストの象徴)として扱われております。

その子羊が「PAX(平和)」という強烈なメッセージの旗を持っています。

また、コイン外周に刻まれた文字は

TEMPORA NOSTRA PATER DONATA PACE CORONA

⇒「キリストが我々の時代に平和という贈り物を届けてくれる」みたいな意味になります。
また、MDCCの文字だけ少し大きく描かれているのですが、これはローマ数字で1000、500、100、100を表しており、全て足すと「1700年」の年号を意味します。なぜ年号を暗号にしたのかは分かりませんが、何か意味があったのかもしれません。

【裏面】
紋章の上に平和の象徴である鳩が描かれております。

周辺の文字は

RESP. NORIMBERGENSIS SECVLVM NOVVM CELEBRAT

⇒「ニュルンベルクが新世紀をお祝いします」みたいな意味になります。

このように、表裏の至る所に平和をモチーフにしたデザインが施されています。

なぜこれほどまでに「平和」がデザインされているかと言うと、それは人類史上最悪の宗教戦争とも言われている三十年戦争(1618年~48年)の影響が大きいと言われています。三十年戦争では何と800万人もの死者を出したと言われており、子ども女性問わずたくさんの人々が虐殺されてしましました。ニュルンベルクは戦場となり、甚大な被害を受けたと言われています。

1700年という新しい「世紀」を迎え、今世紀こそは、平和な世の中になって欲しい!そんな想いが込められた渾身の1枚だと思います。

過去のオークション相場の傾向

2022年10月にMS62(リストライク版)が177万円で落札されました。

コインのリストライクとは、英語の「Restrike/打ち直し」をしたコインのことで、日本語でいう復刻版・再鋳貨版にあたるコインのことです。

リストライク版は、グレードのよいコインが多いため初心者にも選びやすく、価格はオリジナルよりも遥かに安くなるケースがほとんどです。オリジナルでは現存数が極めて少なく非常に高価なコインや、すでに博物館でしかお目にかかれないような貴重なコインがリストライクされるケースもあります。

普通なら手にすることができないようなコインが、比較的に簡単に入手できることが、リストライクコインの大きな魅力となっていますが、一方で発行数が多いものはそれなりに価値も低くなってしまいます。

詳しくはこちらのページを参照ください。
https://antique-coin-galleria.com/blogs/times/restrike

また、2023年4月にMS65が555万円で落札されました。

ラムダカットは数年前までは数十万円程度で入手出来ていましたが、今はとてもじゃないですがその価格では入手が出来ません。現在の価格は過熱感があって高く感じるかもしれませんが、昨今の急激な値上がり=人気の高さを見ると、投資という観点では十分選択肢のひとつに入ると思います。

もしかすると「ウナとライオン」に近いような爆上げが期待出来るホットな一枚になるかもしれませんね^^

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